追記)
チラシやアドカード(宣伝用の無料ポストカード)は、それほどこまかく整理しているわけではなく大きめで通気性のいいボックスに入れている程度で、必要があった時にゴソゴソ取り出しています。
まぁ人に貸し出すこともないし(以前はチラシだけじゃなくてVHSとかもお貸ししていたこともあったのですが、全然返してもらえなかったり、借りパクされそうになったことがあったので、現在はお断りしています)自分の利便性を考えてそうしている感じです。
で、このアドカードなのですが入手してからずーっと「何かな~?」と思いつつ放置していたのです。
と言うのは、喫茶店とか街中で貰っても後でよく見てみたら映画とは全然関係ない美術展とかの物とかが混じっていたので、そうなのかな~?と。
今回改めてまじまじとよ~く見ていたら、集合写真の上の方に「イ・ジョンジェ」「イ・ヨンエ」と言う文字が見えるではありませんか!
更によく見たら、名前の左側に「ソンムル」と書いてある…これ、『ラストプレゼント』じゃん!
全然予測していなかったのでずごくびっくりした!
裏面には「あなたはこの世が私に与えた最大の贈り物です」
20年くらい経過して謎が解けたよ。
スッキリ―!
追記2)
こっちは文房具屋さんとかで売っていた映画ポストカード。
CINE DECOさんという会社が製造していたもの。
右端に「200」と書いてあるので、もしかしたら200W=20円位で買ったのかな?
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テレビ番組の前説や場末のクラブでの営業ばかりの売れないコメディアン・ヨンギ。
妻であるジョンヨンは、子供服の店を経営して生活を支えています。
ある日、怪しげなプロダクションから「1000万Wでスターにしてやる」と持ちかけられるのですが…。
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私も、もし自分の余命が少ない事を知ってしまったら、‘自分が死んでしまう恐怖’よりも‘夫のこれから’を先に考えてしまうような気がします。
それはまさしく母親の墓前で一人泣きながらつぶやくジョンヨンの「私が逝ってしまったらあの人が可哀想」というシンプルなセリフに込められた気持ちと全く一緒です。
先頃公開された『私の頭の中の消しゴム』は‘記憶が失われて行く恐怖’を描いた作品ですが、私は『ラストプレゼント』の方が実感として胸に刺さりました。
それはきっと「一緒に生活して長いパートナーの存在」があるのだと思います。
残されるものと残して行くもの、どちらがせつない想いをするのだろう。
そう考えさせられる良作です。
映画の感想:2005年12月5日