Flower&Needle

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『千と千尋の神隠し』

都会の子‘千尋’が田舎に引っ越す事になり両親と共に新居に向かう最中、道を間違えて不思議な街に入り込んでしまいます。
誰もいない繁華街、両親は店員が誰もいない屋台の食べ物を「後で支払いをすればいいから」と食べ始め、豚に姿が変わってしまいます。

おびえる千尋に不思議な男の子‘ハク’は「きっと両親と一緒に元の世界に帰れる。それまでは仕事を見つけて働かなければ動物に姿が変えられてしまう」と仕事の見つけ方を教えてくれます。

なんとか‘油婆’が経営する神様が利用するヘルスセンターに仕事が見つかった千尋ですが、ある日真っ黒な人が自分の前に現れます。
神様だと勘違いして招き入れてしまいますが、それはとんでもない人だったのです。

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一部では「‘千尋’という名前が油婆に奪われて‘千’と呼ばれるようになるのは、二次大戦時の日本占領を揶揄している」とか語ってたのも見ましたが私は全~然そう思いませんでした。

私はこれは‘魔女の宅急便’に次ぐ「女性(もしくは若者)の自立物語」なんじゃないかな、と思います。

真っ黒い人は‘カオナシ’と言って本当は入る事が出来ない所に入れてくれた千尋を慕って仕事に使うモノや砂金をくれます。
でもそれって自分の心の中に住んでいる「怠け心」が具体化したものじゃないかなぁと思いました。
「疲れたな」「楽したいな」とか思うと自然に心の中に現れて「いいじゃん、さぼっちゃえ」「こんな仕事やめちゃえば」とか囁く奴っていうか。
それとも「仕事を辞めて結婚しよう」という恋人かも。

この映画は見る人によって感想とか意見が絶対違うと思います。